狭く暗い　殻の中
ループし続ける　紫苑（しおん）の唄
虚しく響くよ　立ち止まるものは無く

光もまだ　届かない
虚飾のネオンを跡目に
リピートして踊るよ　壊れた玩具（オモチャ）の鼓動

もう　無くしてしまった　私の居場所
無節操な「善意」に侵され尽くして

抗って　抗って　抗い続けてきたけど
見えない「正義」が私の体を蝕む

ただ何も　ただ何も　求めずに歌い舞う
それだけが私の望み　寄り添う君の手振り切って

詠え　開放の詩を　たとえその先に何が無くとも
舞い詠え　幾多の骸（むくろ）を乗り越えて　諦めない

潰えることの無い旋律を奏で
小箱の中で眠る　Eine Tanzerin（アイネ・テンツェリン）

詠え　喜びの詩を　たとえ深い闇の中でも
舞い詠え　幾多の屍（かばね）を乗り越えて　振り返らず

終わることの無い躍動を現し
小箱の中で踊る

詠え　歓喜の詩を　絶望の淵に立っても
舞い詠え　幾多の骸（むくろ）を乗り越えて　諦めない

潰えることの無い旋律を奏で
小箱の中で眠る　Tanzmadchen（タンツメートヒェン）